2022/05/12

会社経営に必要とされる資金繰り表とは?





会社経営を行うにあたって必要不可欠である「資金」。資金が不足すれば、事業を行う上での経費の支払いや借入金などの返済もできなくなってしまいます。そうならないためにもしっかりと日頃から収支を把握する必要があります。そのためにもとても役立つものが資金繰り表です。初めて耳にする人もいるかもしれませんが、今回はその資金繰り表についてその必要性も含めお伝えしていきます。

資金繰り表とは?

資金繰り表とは貸借対照表や損益計算表からはわからない資金の流れを示す表のことです。もっとわかりやすく言えば、過去の実績から会社の状況を把握し、会社経営に伴う資金がどのように動いたかを示す表です。この資金繰り表は大きく「資金繰り実績表」「資金繰り予定表」の2つに分けることが出来ます。

「資金繰り実績表」は過去の実績から資金繰り実績表を作成し、比較と分析をすることで出来上がる表で、「資金繰り予定表」とは会社経営に伴う資金の動きの実績を見る表です。

資金繰り表は月次で作成して資金の収支に関して視覚化することにより、リアルタイムで実際の数値を把握することが出来、会社経営を計画的に行うことができるようになるのです。

資金繰り表の必要性について

事業を行う上で売り上げ代金を回収する前に原材料の支払いや人件費の支払いなど必要経費の支払いが先にくることは多くあります。そのため売り上げが入る時期と必要経費の支払い時期を考慮して資金が不足しないように資金調達を行う必要があります。

また会社間の取り引きでは売り上げを計上した翌月、翌々月に資金を回収するケースがほとんどです。目の前の売り上げばかりに気を取られていると支払うべき資金が不足してしまうということになりかねません。

資金が不足すれば前述したように必要経費の支払いが滞ってしまい、会社が倒産してしまうことになります。このような事態を回避するために、日頃から収支を把握して資金の流れを継続的に管理することで不測の事態に備えることが必要なのです。

資金繰り表で資金管理を行うことで、資金繰りの状況をすぐに把握することが出来、必要に応じて迅速な対応が可能となります。

~まとめ~

今回は資金繰りを行う上でとても重要な資金繰り表についてご紹介していきました。会社を長く持続させるためには、継続的な資金繰りを行うことが大切です。

当事務所では資金繰り表の作成支援も経理代行サービスで対応をいたします。お気軽にお問合せください。