会社を経営していく上で避けては通れないのが「資金繰り」ですよね!はじめの方は良くても資金繰りがうまくいかず、頭と悩ませている経営者の方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな方々のために、資金繰りを改善させる方法を前編後編と2回にわたってご紹介していきたいと思います!
資金繰りの改善策についてあれこれ試す前にまず始めにやるべきことはずはり【現状を把握すること】です!現状自分の会社がどのような状況なのか、どんなことが課題としてあるのかを把握しないことには、いろいろな方法を試しても意味がない場合もあります。しっかり課題に合った改善策を遂行するためにもしっかり把握、分析を行いましょう。
現状を把握するために具体的に行うことは「キャッシュフロー計算書の作成」と「資金繰り表の作成」です。
キャッシュフロー計算書とは、企業の複雑な資金の流れをキャッシュの視点でまとめたものです。こちらを作成すると前期などと比較して現金の増減が確認することができます。
次に資金繰り表とは、お金の出入りを記録してまとめた表で、こちらは直近の取引やお金の流れを把握するために使用します。こちらを作成する際はお金の出入りが発生する全ての取引を記載(予定されている将来のお金も記載)するのがポイントです。こちらを作成することでお金の流れの把握と問題の分析が可能になります。
自社の現状を把握して、課題の分析が完了したら早速改善を行っていきましょう。
資金繰りの改善策の基本的な考え方として、出るお金を遅く、入るお金を早くすることです。そのためにまず見直していただきたいのが売掛金の支払いサイトです。
こちらが短いほど資金繰りに余裕がうまれるため、もし現状より早められそうな取引があれば変更可能が交渉してみるのも良いでしょう。
使用しない資産や在庫は出来る限り処分しましょう。保管するだけでスペースの確保や家賃などのコストが発生します。資金繰りを見直すタイミングで不要な在庫や資産の見直しも行っていくことをおススメします!
前述したように出るお金を遅くすると資金繰りにも余裕が生まれます。既存の支払いを延ばせないか交渉してみるのも一つの手です。ただ取引先としては早く回収したいはずですので代替案を提示するなど考えておきましょう(仕入れ量を増やす、仕入れ先を一本化するなど)。
こちら改善方法の続きは次回後編にてご紹介していきたいと思います!
今回は資金繰りの改善方法についてご紹介してまいりました。引き続き後編にてご紹介しますのでお楽しみに!
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