2018/12/01

会社に必要なCFOとは何をする人なのか?

いわゆるCFOの役割を整理すると、4つの立場に整理できます。
① Strategist(ストラテジスト)
② Catalyst(キャタリスト)
③ Operator(オペレータ)
④ Steward(スチュワード)
です。
① と②は攻める役割と整理され、事業の理解が必要になります。一方、③と④は守りの役割と整理され、特に、会計、財務の理解に重きが置かれています。

Strategistとは、戦略家、ブレインと訳されます。まさに、戦略立案(ファイナンスの視点からの)への参画することが役割として期待をされています。
社長が決定する目標や戦略を、財務、会計、税務の見地から整合した戦略を立てることになります。例えば、社長の戦略で、新規投資を実行することになる場合、投資資金を調達することがCFOの戦略となります。また、資金調達方法も、企業にあった調達方法を選択することを検討することになります。投資内容についても、財務的な視点から評価して、検証することになります。

Catalystとは、触媒とは影響を与える人と訳することができます。戦略実行の推進することが役割として期待されています。
先に社長の戦略を、実行することになりますが、財務、会計的に一定の指標に変換をして現場への落とし込みが必要になります。例えば、ある利益を達成するためには、売上や費用に表現をされ、売上や費用は、さらに管理可能な単位に落とし込まれて、現場責任者へ目標を変換して受け渡しをします。また、実績をモニタリングをして、計画を達成するように組織を誘導します。

Operatorとは、運営担当者と訳され、取引処理の実行が役割として期待されています。日々の取引は、会計的に記録をされ、管理されています。取引の処理を標準化して、効率化して情報の流れを整備することが必要になり、環境に合わせて、メインテナンスを行っていく必要があります。また、財務報告や税務申告など財務、会計に関連する実務を行います。

Stewardとは、執事、幹事と訳され、企業内の統制環境を整備することが役割として期待されています。コンプライアンス、資産保全を行います。
企業の状況によって、フォーカスされる役割は異なりますが、CFOや管理部門が担うべき機能です。
企業において、社長が言うまでもなくトップですが、CFOは、社長を支えることは当然ですが、ファインス的な立場から経営をかじ取りする立場にもあり、社長と同じ(二人三脚のイメージ)立場といってもよい立場です。また、財務的に結びつきの強い銀行などの金融機関や、株主などにたいしては、社長に代わって説明を行う立場にあります。
このような、企業内に整備することが、事業を成長させるためには必要です。弊社では、外部からの立場ではあるものの、CFOとしてご支援をすることがミッションの一つです。外部CFOとして、経理代行(記帳代行)などご質問がございましたらお問い合わせください。