簡単に整理すると・・
●経理代行=領収書、請求書、通帳のコピーなどの原資資料を全部会計事務所に送り、関連している作業を一任する
●記帳代行=現金出納帳は、手書きやエクセルを使用する形で自社(自分)で作る。それ以外は同様に会計事務所に一任する
本業に集中できる
各種の帳簿をつけるのはただ煩わしいだけではなく、専門知識のない人にとってはハードルの高い作業になります。「帳簿をつける時間がない」「面倒だ」「自分で間違えると困る」などそれらの問題点を解決できるところがメリットです。記帳作業をプロに任せることができれば、貴重な時間をMAXで本業に使うことができるでしょう。
しかし、税理士費用を気にして自分でされる方もいます。会計ソフトが普及しましたが、入力ミスをしない保証はないのです。‘専門家に頼めば可能だった節税ができなかった‘ということもありえてしまいます。
リアルタイムでは数字がつかめない
1番の問題点は税理士に代行させると、自社事業の経営状況を示す数字がリアルタイムで把握できないところにあります。経理代行・記帳代行を受託した会計事務所は、送られてきた資料を基にして試算表を作成しますが、それらが手元に届くのは通常2~3ヶ月後になるためです。届いた時には状況が変わっている可能性が大きく、数字を生かした資金繰りや経営方針の検討は難しいです。自社の経理能力を高めるようなこともできないため、これらのデメリットを回避したい場合は、自社で行うのが良いといえます。
しかし、記帳代行のように現金出納帳だけでも自社で作成していれば、大まかなお金の状況はタイムリーで知ることができるはずです。‘現金出納帳の記入まで代行する場合でも、帳簿だけは頻繁に確認する‘などに応じてくれる税理士を選ぶことが大事になります。
税理士の使い方はそれぞれあり、1つではありません。「代行は楽だ」「税理士費用は高い」といった決まり文句は置いておき、自社に最もあったスタイルは何なのか検討する必要があります。事業状況に応じて経理代行・記帳代行などの活用を検討してみてはいかかでしょうか。弊社では、簡単にできる経理無料診断も行っております。まずはお気軽にお問合せください。